〔経営室長川崎亨登壇〕

○経営室長(川崎亨) 中野駅周辺のエネルギー供給体制に関する御質問のうち、新しい区役所の自立性についてお答えをいたします。

新しい区役所整備基本方針の案では、災害時における区役所の自立性、事業継続性を確保することを基本的な視点の一つとしております。具体的には、自家用発電の強化や通信回線の多重化など、ライフラインが停止した場合を想定した非常時のバックアップ機能を確保・充実させるよう考えております。

〔都市政策推進室長長田久雄登壇〕

○都市政策推進室長(長田久雄) 中野駅周辺まちづくりにおける区のエネルギー供給政策についてお答えをいたします。

新区役所整備や区役所・サンプラザ地区再整備といった中野駅周辺まちづくりの中核となる施設の整備に当たっては、再生可能エネルギーの有効利用や高効率な設備機器の積極的採用など、安定的かつ低コストのエネルギー供給や環境負荷の低減に配慮していくものとしてまいります。そうした施設整備に加え、まち全体の低炭素化や防災性、事業継続性の向上を図っていくため、地域エネルギー供給や建物間融通など、エネルギーの面的利用の可能性を検討してまいります。

次に、中野駅周辺まちづくりにおける各地区開発における地域エネルギー供給についてでございます。東京都のいわゆる環境確保条例では、延べ床面積が5万平方メートルを超える開発に対し、再生可能エネルギー利用や地域冷暖房の導入検討を義務付けしているところでございます。中野駅南側の開発など、今後の各地区における開発の内容や規模、地域の特性などを見きわめながら、地域エネルギー供給の可能性を検討していく考えでございます。

最後に、新区役所や区役所・サンプラザ地区での事業化検討についてでございます。今後策定いたします新しい区役所整備基本方針や区役所・サンプラザ地区再整備基本構想は、それぞれの役割や機能を示したものであり、具体的な整備内容の検討は今後行うこととしているものでございます。地域エネルギー供給などの導入可能性につきましては、今後の計画策定の中で検討していく考えでございます。
私からは以上でございます。

○議長(伊東しんじ) 以上で高橋かずちか議員の質問は終わります。