平成26年第3回定例会本会議の一般質問に登壇し以下の内容で質疑を行いました。以下は要約になります。答弁全文も公開しております。

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一般質問 平成26年第3回定例会(答弁全文はこちら

江古田合同住宅跡地の開発に伴い、防災公園として位置づけられる公園や新設の南北通路が整備される。

区が取得した提供公園と開発事業者が整備する公開緑地について、清掃等維持管理はどのようにするのか。
一体的な緑地空間として確保できるよう、協力しながら適切な維持管理をする考えである。
敷地内北側を通行できる歩行者通路の管理への区の関与は。
管理計画について年度ごとの協議を予定している。
新設南北通路は、車道と東側歩道の合計幅員9mは区の道路で、西側の3mの歩道は「敷地内空地」として事業者側の所有となっている。西側の歩道は将来にわたって担保できるのか。
将来にわたり確保されることとなっている。
「敷地内空地」に安全面を含め公共性の観点から区がカーブミラー等を設置する必要が生じた場合、設置は可能か、可能な場合、無償なのか。
事業者に通知後、設置できることを確認しており、その場合の占有料は無償となる。
区が進める公共整備などについて関与するために、開発事業者と何らかの書面による取り交わしが必要と考えるがどうか。
適切な維持管理を確保するため、書面による取り交わしをする予定である。

子育てに資する施設整備を

中野総合病院で行っている準夜間小児救急医療事業は、今後も引き続き継続されるのか。
従来通り実施していく予定である。
当該地で新たな小児救急医療施策の展開を進める中で、地域医療を担う現場である中野区医師会とはどのような連携をとるのか。
医師会へは適宜情報提供を行いながら、連携を取っていく。
小児救急医療には事業者側の質と信頼性が問われるが、区の見解は。
区の求めに応じ、UR都市機構が行う公募に際しては、すでに医療機関の運営実績を持つ法人が、当該用地において自ら医療機関等を開設し、運営することを入札申し込み資格としている。また、区と参入事業者の間で締結する協定事項には、小児初期救急に従事する医師等の資格等を盛り込むこととしている。
UR都市機構の公募により医療事業者が決定するが、区の小児初期救急及び病児・病後児保育施策の展開を確実なものとするために、区はどのようにかかわるのか。
事業の進捗に合わせて報告を受け、協議を行うなど、委託事業が適切に実施されるよう適時適切に対応していく。

都市計画道路補助26号線整備を契機としたまちづくりを

これをチャンスと捉え、みずのとう公園を中心としたエリアを観光拠点と位置付けるべきでは。
まちの変化に合わせ、今後、具体的に取り組む必要があると考えている。
みずのとう公園の一部を道路用地として提供することで、公園敷地が大きく削られ、地域拠点としての活用は難しくなる。隣接地を含めた周辺状況を調査し、みずのとう公園の再整備を検討すべきでは。
都の事業の進捗を見据えながら、整備のあり方を検討したい。
こうした機会に新たな活力を生み出す「まちづくり」に取り組むべきと考える。区の強いリーダーシップが必要と考えるが、区の見解は。
歴史文化資源を生かしたまちづくりを、リーダーシップを発揮しながら進めたい。

災害備蓄品の充実を

災害備蓄品について、未就学児の現場となる私立幼稚園・保育園への対応がなされていない。子育て支援を強力に進める区として何らかの手立てを打つべきだ。私立幼稚園の総合防災訓練への参加や防災訓練の実施等が平時から行われるようコーディネートし、そうした事業を通して園の防災活動が維持・進展するようにするとともに、あわせて防災活動に不可欠な連絡体制・情報通信手段の確保のため、防災無線の設置を進めては。
地域の防災訓練に私立幼稚園が参加し、地域連携を図ることについては、今後私立幼稚園の意向を十分把握するとともに、幼稚園が地域での防災上の役割を果たす場合には、必要な支援を検討したい。防災無線の設置については、戸別受信機の配置を考えたい。
中野区総合防災訓練、中野区災害医療救護訓練に医療の現場に欠くことのできない看護師の参加を働きかけ、その位置づけを周知するとともに、災害時の活動がスムーズになるよう、汎用ベストを装備すべきでは。
看護師に参加を呼びかけ、医療救護所での活動の周知を図り、災害時の対応力を強化したい。また、汎用ベストの配備について検討する。
区立中学校の生徒の防災ヘルメットを、安全確保と防災・災害対応活動のために装備すべきでは。
中学生の防災対応要員としての災害時の行動のあり方と合わせて、今後検討すべき課題と認識している。
災害時に多くの需要がある常用の医薬品を含め、薬剤師会の協力のもと、災害用備蓄医薬品保管場所を指定し、平時は日常稼働している薬局の医薬品として活用することで、消費期限問題を解消し、コストの軽減を図る、ローリング・ストック方式を検討しては。
慢性的な疾患に対する医薬品についても、適切に提供できるよう、備蓄、調達方法について検討している。

キャリア教育を適切に進めよ

小学校段階から、年次にわたるキャリア教育の取り組みが必要と思うが、区の考えは。
教育活動を発達段階に応じて計画的に実施することで、キャリア教育が目指す、児童・生徒自らが自らの進路を切り拓くことのできる社会性、自主性・自立性、関心・意欲等を養うことが必要であると考える。(教育長)
小学校から中学校卒業まで、各年次・成長に合わせて、一貫したキャリア教育の取り組みを行うべきでは。
キャリア教育に関する小中連携教育の視点で、実践事例の研究を行っており、今後の展開について検討している。(教育長)
キャリア教育はプログラムの構築と評価など、体系的に取り組むことが重要であり、見識のある専門家による参画・検証も必要では。
今後教員研修等の場で、知見を活用したり、専門家の助言を得たりするなどし、キャリア教育のさらなる充実を図りたい。(教育長)