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平成27年第2回定例会一般質問 答弁全文

〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) 高橋議員の御質問にお答えいたします。

江古田合同住宅跡の整備についてであります。B街区をめぐる協定の内容についてです。平成26年11月17日、区は医療法人財団健貢会及び一般財団法人脳神経疾患研究所との間で、当該地における協定書を締結いたしました。内容としては、小児初期救急診療及び病児・病後児保育の機能を備えた病院開設と、長期に安定した診療及び運営体制の実現に関する事項で、医師等の資格条件や配置人数などの診療体制、診療日を年間全日とすること及び診療時間、開設後10年以上の継続運営、それから、地域医療連携の確保などを定めたところであります。なお、小児初期救急診療及び病児・病後児保育の機能の導入については、平成26年6月に区が独立行政法人都市再生機構に要望した、その結果、実現したものでもあります。スケジュールにつきましては、協定書で遅くとも平成31年度末までに開設することとしておりまして、現在、施設の設計段階であるとの報告を受けております。

A・C街区の施設機能等についてであります。敷地面積約1.8ヘクタールのA街区には、地下1階地上14階建て、総戸数532戸の分譲マンションの建設が予定されております。建設敷地面積約1.6ヘクタールのC街区には、地上14階建て、総戸数260戸の賃貸マンションのほか、サービス付き高齢者向け住宅、介護付き有料老人ホームなど、多世代が居住できる建物の建設が予定されております。また、C街区には、保育所や学童クラブのほか、周辺住民を含めた多様な世代が集う住民活動の拠点となる施設の設置も予定されております。

A街区及びC街区の整備についてのスケジュールです。おおむね平成28年度当初には建設工事に着手し、平成30年度中には竣工して入居が開始される予定と聞いているところであります。

こうした民間主導の面的整備に対する区としての積極的なかかわりについてであります。区は、平成19年にUR都市機構からあった当地区のまちづくりに関する意見照会に対して、周辺環境への十分な配慮のもと、良質なファミリー向け住宅の供給や広域避難場所としての防災機能の確保など、区の考えるまちづくりの方向に沿った要望を行っているところであります。これらの要望は整備事業者選定の募集要件に盛り込まれ、選定された整備事業者においては、区の要望に沿ったまちづくりに向け準備を進めていると聞いております。また、都市計画法の規定による開発行為の許可が必要となるため、区は許可にかかわる協議に当たっては、敷地内道路の位置や構造、法的に整備が義務付けられた公園以外にも公共的緑地を確保すること等を要請し、実現したところです。区は、今後とも整備事業者との情報交換を通じ、必要が生じた場合には適切な要請を行っていく考えであります。

また、工事中における対応、あるいは地域コミュニティの形成や防災・災害対応などについての地域での協働など、事業者との連携についても必要ではないかということであります。工事の進捗状況や、新住民を含めた地域コミュニティの形成などについて、整備事業者に対し、地域に対する十分な情報提供や的確な対応を行うよう要請してまいりたいと考えております。また、区の施策と関連する保育所や学童クラブ等の設置も計画されていることから、UR都市機構や整備事業者と区の関連部署との十分な連携を図ってまいります。

次に、哲学堂公園とみずのとう公園周辺地区を活かしたまちづくりについての御質問であります。

都市計画道路補助第26号線の整備事業についてであります。都市計画道路補助第26号線、いわゆる中野通りであります。この整備事業につきましては、中野通りが新青梅街道に突き当たって途切れてしまうミッシングリンクが解消され、北側に通じていくということで、南北交通の円滑化につながることや、哲学堂公園を中心とした歴史的景観まちづくりに大きく寄与することなど、大変重要な事業であると認識しており、事業主体の東京都との情報の共有に努めるとともに、事業に対する協力や支援を行っているところであります。この事業の進捗により、事業区間内の地権者は大きな影響を受ける場合も生じることから、区としても東京都と緊密に連携しながら、地権者等への情報提供や関係方面との調整等により事業推進に取り組んでまいります。

水道局野方公社の用地についてであります。みずのとう公園の再整備については、補助第26号線の整備主体である東京都との調整を図り、道路整備のスケジュールに合わせて進めていくところであります。また、公園と隣接している水道局野方公社の用地については、区としての活用に向け、東京都に申し入れを行ってまいります。現在は、所管である東京都水道局と、野方公社の現状と今後の活用について確認をとっているところであります。

再整備の内容について。みずのとう公園には国の登録有形文化財である旧野方配水塔が存在し、近くには東京都指定の名勝である哲学堂公園もあります。中野区の中でも歴史的・文化的な遺産が集中している地区であるため、これらの資産を生かす方向で公園の再整備を検討してまいります。近隣の方々や地元町会などの意見を取り入れながら、再整備の内容を詰めていきたいと考えております。

歴史・文化の発信について。哲学堂公園は、東洋大学の創設者でもある井上円了氏が創設し、社会に還元された公園であります。しかし、井上円了氏の人物像、思想、あるいは哲学堂公園に込められた思いなどについては、あまり知られているとは言えない現状があります。旧野方配水塔についても同様であります。区では、このようにあまり知られていない中野の歴史・文化を紹介するために、今年度、都市観光の事業として、民間出版物による情報発信を行ってまいります。さらに、ワグナー・ナンドールの「哲学の庭」の彫刻作品など、哲学堂公園、みずのとう公園周辺の観光資源を通じて、中野の歴史や文化を幅広く児童・生徒をはじめ、国内外の方にも体験・学習できる場の整備を進めてまいりたいと考えております。

都市観光戦略についてであります。区民や中野を訪れる来街者が、主要駅などの交通拠点から区の重要な観光資源である哲学堂公園など区の歴史・文化に触れつつ、食や商店街などを含めた面的な回遊を動かすようなストーリー性、連続性を持つ観光ルートの整備は、大変重要な課題だと考えております。また、観光ルートをめぐる際には、観光資源の由来などについて知見を持つガイド、案内も有効だと考えており、こうしたルート整備とあわせて、地域の人材を活用した観光ボランティアの育成の具体的な手法などについても検討してまいりたいと考えております。

連続性のある都市観光戦略を構築する上で、景観の保全やスカイライン等への配慮も必要だといった御質問であります。旧野方配水塔周辺の景観の保全や、補助26号線沿道の土地の適切な利用等を誘導するための手法として、地区計画や、あるいは都市計画公園の拡張などの都市計画による手法も検討する必要があると考えております。景観行政としての取り組みについても検討が必要と考えております。

2020年を契機とした都市観光の区の目指すゴールについてという御質問であります。都市観光ビジョンは、グローバル都市中野の発展を牽引する重要な取り組みだと考えております。東京オリンピック・パラリンピックを契機として中野を訪れる外国人観光客、区内で展開されるグローバルな活動、そうしたことについての内外の来街者など多くの人々に中野を訪ねてもらい、中野で有意義で楽しい時間を過ごしてもらうことを目指しているところであります。検討しているグローバル戦略の展開を考える上で、グローバルな発信力を持つ観光資源の開発は極めて重要だと考えているところであります。

基本構想と10か年計画について。平成22年3月に改定した基本構想と10か年計画策定後に、新たな取り組みに向けた視点として都市観光ビジョンを平成24年6月に策定いたしました。都市観光の振興は区において重要な課題であり、今後の基本構想と10か年計画の改定の中で盛り込んでいくことを検討していきたいと考えております。

外国人対応の観光施策について。ことし5月の訪日外国人客数は前年同月を54万5,000人上回る164万2,000人となって、過去2番目を記録する高い伸びが続いているところであります。一方で、航空路線の拡大やビザ免除や要件緩和、さらに本年3月の首都高中央環状線開通による羽田空港から副都心へのアクセス利便向上などにより、周辺区を含む区への外国人来街者数は今後も増加するものと考えております。こうした状況を好機として、今後グローバル都市として多言語表示案内といった都市機能の拡充や、あるいはサブカルチャーや歴史など、区の特徴の周知・PRはもとより、将来を見据えた資源の開発、受け入れ体制の整備、情報発信の取り組みを加速してまいりたいと考えております。

若者向けの魅力的な観光戦略について。若年層世代に訴求効果があるアニメ、漫画、ゲーム、ダンス、コスプレなどのコンテンツの活用による集客に加え、制作、商品化や販促といった関連産業にかかわる人材育成や、創業、起業、集積の促進を図る中で、区の魅力をさらに高めつつ、住んでみたいまちというイメージも高めていきたいと考えております。

都市観光のまちづくりについて。都市観光の振興に当たっては、観光資源の整備とともに回遊性や安全性、景観等を配慮したまちづくりの観点からの取り組みが必要であると認識しております。現在検討中のグローバル戦略の中でも、都市観光の視点は重要な要素となっているところです。これまでにない発想で検討を重ね、国家戦略特区における規制緩和策も積極的に活用しながら、海外からの誘客につながるまちづくりを進めていきたいと考えております。

私からは以上です。その他はそれぞれ担当のほうからお答えいたします。

6ページ目:各担当者答弁

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