一般質問議事録は「なかの区議会WEBサイト」で公開している議事会議録より、高橋かずちかの発言部分のみを引用し掲載しています。詳細はリンク先の議事録をご確認下さい。

なかの区議会会議録一覧より
「平成23年09月30日中野区議会本会議(第3回定例会)の会議録」
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中野区議会議員 高 橋 かずちか

  1. 台風やゲリラ豪雨など集中豪雨時の都市型浸水対策について
  2. 首都直下地震に備えた、「中野減災まちづくり」の推進について
  3. 真のユニバーサルデザインの推進と駅の機能について
  4. 中野駅周辺地区整備に係る動線の確保と活性化策について
  5. その他

○副議長(久保りか) 次に、高橋かずちか議員。

〔高橋かずちか議員登壇〕

○2番(髙橋かずちか)このたび、平成23年第3回定例会に当たりまして、自由民主党の立場から、区議会議員になりまして初めての一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

それでは、事前通告の内容に従いまして質問をいたします。
なお、その他の項目はございません。

まず初めの項目、台風やゲリラ豪雨など集中豪雨時の都市型浸水対策について、質問をいたします。

去る8月26日のいわゆるゲリラ豪雨では、中野区役所でも最大1時間雨量が84.5ミリに達し、区内の被害箇所は105カ所に及びました。私も直ちに江古田地区の浸水現場に行き、浸水被害の御家庭を幾つか調査してまいりました。半地下の駐車場、居宅、倉庫など、浸水被害が3度目という御家庭もあり、近年増加している、いわゆる都市型水害を目の当たりにし、何らかの減災策について検討すべきと考えます。

そこで、お尋ねします。近年の中野における浸水被害の傾向と特性について、またさらなる浸水対策として下水貯留機能の拡大を図る具体的な方策について、東京都・所管部署との調整による改善策や緊急対応対象地区等設定による重点対応の方策がないのか、あわせてお尋ねをします。

浸水被害を軽減するためには、下水処理機能の向上とともに、情報提供や啓発により自助、共助の取り組みを促す必要があると考えます。

そこで、幾つか質問いたします。区の見解をお聞かせください。

まずは、洪水ハザードマップの周知徹底をさらに具体的方法で行い、浸水予想区域の住民や新たに該当地区に転入してくる方に確実な情報提供をすることはいかがでしょうか。

次に、不動産関係者や建築業者への指導をさらに徹底し、浸水の確度が高い地区での地下や半地下を伴う住宅建設から高床建築の推進を誘導する必要があると考えますが、いかがでしょうか。

また、区では一定規模以上の敷地に対する新築・増築工事に際しまして雨水流失抑制施設設置指導ということを行っておりますけども、この制度に対する区の助成制度は平成12年度以降実施しておりません。都市型水害の対応が注目される中、なぜ行っていないのか、理由をお聞かせください。

また、自助の面から、下水道への負担軽減につながる雨水流失防止策として雨水貯留の普及策啓発と具体的推進を提案します。豪雨時は下水道への負担軽減につながり、平時は雑用水として、また災害時には地域の初期消火活動に寄与します。平成21年時点で23区では9の自治体がこうした雨水貯留槽設置に関して具体的な推進を行っております。このような浸水対策は区民の安全と日常生活に直結しており、その対応には中野区関連部署の横断的対応が求められると考えます。防災上、また環境面から積極的な取り組みを望みますが、区のお考えをお聞かせください。

2ページ目:首都直下地震に備えた、「中野減災まちづくり」の推進について