次に、駅周辺開発に関連しまして中野区が進めるタウンマネジメントについて、伺います。

タウンマネジメントによって中野をどのようにしたいと考えているのか、方向性が重要であります。地域特性は異なりますが、丸の内、赤坂、六本木地区など近年成功している都心部での区域内の個別地区で実践されているエリアマネジメントという考え方は参考になると思います。当該区域の地盤の堅牢さと都心へのアクセスのよさは注目をされており、旧来からのよき地域文化・商業集積と都心型業務集積を融合させた中野ブランドを構築し、発信していくことが重要だと思います。

今後、駅周辺では安全や多様性等をアピールするべきではないでしょうか。したがって、タウンマネジメントとして、例えば、全体としては安全性をアピールし、個々のエリアは多様性を目指すための区域を分割した考えを進めるべきではないでしょうか。各区域内の施設空間メンテナンス、管理はエリアマネジメントとし、他方、首都直下地震など危機管理対応や駅周辺のブランド発信、イベントなどのプロモーション等は区域を包含する全体で進めていくべきです。

以上のようなエリアと全体を分けて進めることについて、駅周辺まちづくりにおけるタウンマネジメントに関する区の方針・方向性はどのように考えているのか。あわせて、1.5ヘクタール、先行オープンする防災公園、その利用基準や方法などを早い段階で区民に告知しなければならないと思います。どのような方針とスケジュールで進めているのか、教えていただきたい。

質問は以上であります。

最後に、一言申し上げます。

私は、真のユニバーサルデザインの実践と駅周辺の動線まちづくりにつきましては中野区の次世代につながるまちづくりのモデルケースとなると考えております。これは単に中野駅周辺地区限定にとどまることではなくて、中野駅まちづくり、中野のまちづくり理念、主導的取り組み、実践こそが中野全域のまちづくりや活性化に生かされ、安全・安心をベースに住み続けられる、にぎわいあふれるまちづくり、また我が町ふるさと中野の発展に向けて大きな一歩につながっていくことと確信をしております。

以上で私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)

7ページ目:「中野区長田中大輔氏答弁を掲載」