それでは、次の項に移らせていただきます。中野駅周辺まちづくりについて。

 ここについては、1期整備、そして、今、2期の南北自由通路という形で、中野通りとJRとで分断されている四つのブロックがだんだんつながっていくという中で、一つお聞きしたいことがあるんですけれども。グランドデザインVer.3には、ユニバーサルデザインの重要性が強く何度も、いろんなところでうたわれているんですけれども、例えば駅から中野二丁目地区へのアクセスであったり、囲町へのアクセス、動線に関して、駅からダイレクトに、バリアフリーで入っていくというのは当たり前なんですけども、ダイレクトにつながっていない。要は、すごい雨が降っちゃったら濡れちゃうという、その辺のことを何とかもうちょっと改善できないのかというところなんですけど、その辺はどうでしょうか。

○立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 ユニバーサルデザインに配慮した歩行者動線、空間の確保といったものは、中野駅周辺地区整備に当たっての動線計画の基本となっておりまして、具体的な施設計画整備に当たっては、この方針に基づき実施していくものとなります。雨に濡れずにアクセスできる歩行者動線の確保、これにつきましても、今後の具体的な施設の計画整備の中で、可能な限り実現していきたいというふうに考えてございます。

○高橋(か)委員

 過去、平成26年の第2回定例会で、一般質問で私、申し上げたんですけど、三丁目と二丁目の動線とか、あるいは将来は五丁目、二丁目の動線、要はJRを介してのことになると思うんです。影響してくると思うんですけども、そうした動線を確保すべきじゃないかということなんですよね。JRは、南北通路、駅ビル、橋上駅舎というところで、常に協定を結んで進めているということなので、そういう日ごろのつながりの中でしっかりと対応して、きっちりとしたユニバーサルデザインにつながっていく動きをしてほしいと思うんですよ。今言った話については、区長からも前向きな答弁をいただいていまして、それをぜひ具現化すべく努力していただきたいんですけど、その辺はどうでしょうか。

○立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 中野駅周辺グランドデザインVer.3、まちづくりグランドデザインVer.3及び中野駅地区整備基本計画では、二丁目と五丁目、これをつなぐ中野駅の東側南北通路、こういったものを構想してございます。当然この動線の確保につきましても、今後の実現に向けて、JR、東京都と調整してまいりたいと考えております。これらの協議につきましても、密に協議・調整の場を設けることで、今後のアクセス動線の確保など、区のまちづくりへの協力を得てまいりたいと考えてございます。

 また、JRとの協議・調整につきましては、現在進行中の事業であります中野駅地区第2期整備、現在はそれに関するものが中心となってございます。ただ、区としては、中野二、三、四、五丁目、それぞれを結ぶ4本の連絡路につきましては、重要なネットワークであると認識しておりまして、今後とも継続して、駅を起点とする回遊性の確保に関する協議・調整につきましては進めてまいりたいと考えてございます。

○高橋(か)委員

 とにかくまちが、開発が終わった後利用されるかどうかというのは、そこにかかっていると思うので、ぜひしっかりと進めていただきたいと思うんですけども。今申し上げた回遊性確保というのが非常に重要であるということで、今後の駅を起点とした周辺のまちづくりに、駅との動線であったり、4方向へのいわゆるユニバーサルデザインのアクセスであったり、それをきちっと、最重要与条件というんですか、いろんな、URさんだったり、デベであったり、開発事業者というところにバトンを一時預けるんだと思うんですけども、そのときに必ずきちっとした与条件として出していただけるように、これはどうでしょうか。

○立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 委員御指摘のとおり、中野駅周辺地区は中野駅を中心として発展してきたまちでありまして、区としても中野駅から各駅前広場、さらに、周辺の市街地へとつながる歩行動線、互いの回遊性の確保、こういったものが中野駅周辺まちづくりの整備には重要な要因であると認識しております。こういったようなことは今後とも打ち出していきたいと考えてございます。

○高橋(か)委員

 ぜひ4方向から囲町、そして、新しい最終形であるサンプラ・区役所跡地のメーンのところについても、まさか雨に濡れてそこの施設に入るようなことがないように、きちっとしたアクセスが入るようにぜひ検討してください。以上で要望にしておきますので。

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