〔教育長田辺裕子登壇〕

○教育長(田辺裕子) 幼児教育と保育の役割について、家庭教育の重要性について、その取り組み姿勢と方策の御質問がございました。御質問にもありました教育基本法にもうたわれているとおり、保護者は子どもの教育について第一義的に責任があるという意味からも、家庭教育は教育の原点であると認識をしております。特に幼児教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な時期であり、家庭の教育力が重要であると考えております。一方で、核家族化や少子化が進み、地域とのつながりが希薄になる中で、家庭の教育力の低下が問題とされており、支援が必要であるというふうに考えております。幼稚園や保育園におきましては、在園児に限らず、在宅乳幼児の保護者からの相談や交流の機会をさらに広げ、十分な情報提供を行うなど、家庭の教育力向上に努めてまいりたいと考えております。

〔都市基盤部長服部敏信登壇〕

○都市基盤部長(服部敏信) 私からは、国や都の計画の修正にかかわります地域防災計画の策定スケジュール等についての御質問にお答え申し上げます。

まず初めに、策定スケジュールの関係等の御質問でございます。東京都では、東京都防災対応指針で示しました防災対策の方向性を踏まえて、平成24年、来年夏に地域防災計画の修正を行う予定と聞いてございます。その修正に際しましては、国の防災基本計画の修正内容との整合を図るということで周知してございます。一方、中野区の地域防災計画の修正は、都の地域防災計画の修正を踏まえたものとしていくものでございます。区では、都の修正を待つまでもなく、今年度中に地域防災計画修正までの間の必要な対策の取りまとめを行う予定でございます。また、中野区地域防災計画の本格的修正版につきましては、東京都の地域防災計画の修正内容を踏まえた上で策定を行うこととしてございます。

次に、震災図上訓練等の成果の反映についての御質問をいただきました。職員を対象として行っております震災図上訓練を通しまして明らかになりました課題等につきましては、改善策等について検討を行い、その結果を踏まえて職員体制や職員防災マニュアル(震災編)の見直しを行ってきてございます。また、見直しした中で必要な項目につきましては、地域防災計画の見直しに反映していきたいと考えてございます。

最後に、危機管理体制の整備という御質問をいただきました。地域防災計画の策定は、区におけます重要課題の一つでございまして、区民の安心・安全を実現するために着実に取り組んでいかなければならないと考えてございます。発災時におけます計画の実施体制として、災害対策本部体制を構築し、いざというときに即応できる災害対策の体制整備を行っているところでございます。御提案の危機管理監に類似するものといたしまして、区では専門知識があります危機管理担当部長を置きまして、災害時におきましては災害対策本部にありまして本部長の補佐を行っているところでございます。
以上でございます。

○議長(大内しんご) 以上で高橋かずちか議員の質問は終わります。