続いて、三つ目、中野の実効性ある活性化策について。

一つ目、中野四季の都市(まち)区域内事業所との連携について。この地区には来春以降、さらなる有力企業の進出と大学開校など本格的な稼働時期を迎え、最終的には昼間人口は2万人を超えると言われています。このタイミングを生かし、迎える準備について申し上げます。これは特定企業・事業者への特別扱いということではなく、今後の中野駅周辺の活性化に必須の当街区でのエリアマネジメントの中核企業であり、こうした企業群との連携は、災害時にマンパワーはもとより、物資供給など多くの支援・連携が期待できます。こうした進出事業者との連携を引き出すためには、進出時のアクションがつながりを深める絶好の機会であり、タウンマネジメントの第一歩であると考えますが、そのために進出完了前から方針決定、準備、企画をしていかなければいけません。

そこでお伺いします。中野区全体の活性化のために、中野区としては、こうした中核企業、大学が移転・稼働するタイミングをどのようにお考えで、迎え入れる準備等をどのようにお考えでしょうか。具体的な企画を進めているのかどうか、お聞きしたいと思います。

次に、順番は前後しますが、四つ目の産官学、産学官連携の具体策について質問します。これまでも中野区は区内外の大学と連携をとってきており、それぞれの政策実現に寄与してまいりました。今後は、中野四季の都市(まち)に進出してくる大学を新たに加えて、さらに大規模な目に見える形での中野区主導の産学官連携が進んでいくことと思います。

そこでお尋ねします。中野区は、にぎわい活性化策としての展開を次々と打ち出しておりますけれども、そこでは区の役割として「産学公の連携による協議体制の整備」、「産学公の連携」という言葉がうたわれておりますが、どの部署がどのようなスケジュールで、何を進めていくのかがよく見えておりません。主導的に推進する部署と連携の具体像、スケジュールなど具体的にお示しください。

次に、中野駅周辺地区の駐車場整備について質問いたします。中野区周辺まちづくり、活性化につきましては、ユニバーサルデザインの思想を具現化することが不可欠であることは再三申し上げているところでありますが、平成23年策定の中野区駐車場整備計画によりますと、都市計画で定め区が整備する新北口駅前広場地下、中野駅北口駐車場には、身障者、高齢者等の移動制約者の交通結節機能等の強化とあります。

そこで質問いたします。駐車場の具体的整備に関しては、机上のマニュアルだけに頼らず、専門家の意見をヒアリングすべきと考えます。スロープの斜度、幅員、動線等に関して、障害を持っていても、アクティブに社会で活躍する障害者の意見を聞くべきであり、それが真に利用され、来街者を呼び込むまちと考えますが、こうした社会の一線で活躍する障害者(団体)にヒアリングをしてその意見を反映することについてはどのようにお考えですか。お答えください。
この項の最後に伺います。環境に関する関心の高まり、経済性、また公的助成制度もあり、EV(電気自動車)の本格的普及が期待されています。そこで、中野が整備する中野駅北口駐車場には次世代型まちづくりを推進する観点から、EVの充電スポットを整備し、その普及と利用者への利便性確保を目指すべきと考えますが、いかがお考えでしょうか。

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