令和5年第1回定例会本会議の一般質問に登壇し以下の内容で質疑を行いました。以下は要約になります。答弁全文も公開しております。
一般質問 令和5年第1回定例会(答弁全文はこちら)
施政方針説明を問う
- 長期的・継続的な真の構造改革の目的、具体的内容、成果は何か。
- 中長期的な課題の解決に向けた施策・施設・組織の再編に着手し、今後も区政運営の中で取組を継続することによって、行政サービスの改善や業務効率化といった成果に繋げていく考えである。
- 包括的な相談支援のためには、すこやか福祉センターや区民活動センター、アウトリーチチームの体制及び相談機能の強化が重要だが、どのように進めるのか。
- すこやか福祉センターと区民活動センターの機能や役割を整理し、ケースワーク、アウトリーチ型支援の強化を図ると共に、職員のコーディネート能力を高めるための人材育成プログラムを実施する。
- 行政は街づくりにおける位置づけ・使命を指示し、行政しかできない規制緩和策の策定やその実践、国や都との交渉に取り組むべきと考えるが、エリアマネジメントについて、区の見解は。
- エリアマネジメントとは、地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための、住民・事業主・地権者等による主体的な取組であると認識している。公共空間の活用には法的制約等が存在していることから、行政の支援は必要と考えており、まちづくりの進捗に応じてふさわしい関与を持ち、まちの機能や価値の持続的な維持向上を目指していく。
- 中野サンプラザの跡地は、東京屈指の眺望が期待できる展望スペースやレストラン整備のため、区が展望フロアを権利床として所有する必要があるのでは。
- 区が権利床として取得し、民間が運営することで、所有と運営を分離し、リスクを抑えたスキームを検討していく。
- 商工会館の跡地活用については、今後の産業振興や地域活性化のため、経済支援や起業支援、産学公金連携の施策を具体化する施策展開が先にあり、その上で必要な機能を施設に落とし込むべきでは。
- 経営環境が変化する中では、ビジネスサポートのトータルデザインを描いた上で支援策を提供していくことが重要であると考えている。
新型コロナウイルス感染症の感染法上の分類変更を問う
- 保健所が中心となって行っていた入院調整等の業務はどうなるのか。
- 今後の入院調整の在り方は示されていない。
- 高齢者施設や障害者施設、介護施設等での感染管理等への影響について、区の見解は。
- 感染拡大防止に向けた支援を継続していくことで、影響は最小限に抑えられると考えている。
- 医療機関との調整は更に連携を密にしていくべきではないか。
- 引き続き連携の強化を図りたい。
地域の安心・安全を問う
- 空白地区や、設置が進んでいる地域おいても防犯体制の強化に繋がるよう、防犯カメラの設置拡充を進めるべきでは。
- 設置拡充に取り組みたい。
- 防犯対策の補助金を出している自治体もある。新たな助成制度の設立を行うべきでは。
- 区内は特殊詐欺被害が多く、自動通話録音機の貸与事業を中心に防犯対策を推進している。
- 野方消防署に提供した見守り対象者名簿の一部の個人情報の漏洩があったが、対応策は。
- 漏洩の可能性がある名簿掲載者に対し、詐欺被害等への注意喚起や問合せ専用コールセンターの設置を行った。再発防止策として、関係機関に個人情報の適正管理の依頼を行うと共に、区内警察署・消防署の名簿管理状況の把握をした。
- 区民の安全・安心な生活が損なわれないような、個人情報保護の具体的な対策は。
- 個人情報の施錠できる場所での保管、持出・運搬時における不正利用防止や複製禁止、廃棄の際には復元不可能とする措置等を講ずること等を定めた上で実施し、全庁を対象とした監査や、全職員を対象とした研修等で継続的なセキュリティ対策を行っていく
区立保育園での一時保育を拡充せよ
- 区立保育園の空き定員を利用して行っている一時保育を拡充し、幼稚園と保育園の連携により、幼稚園児に対しても、保育園児同様の保育を確保し、保護者に様々な選択肢を用意する取組を進めるべきではないか。
- 区立保育園はほとんど定員に空きがない状況であり、多くの課題があるが、保護者の選択肢を増やす取組について、今後研究していく。
ユニバーサルデザインの具体的展開を問う
- 知見のある方に事前チェックを受ける仕組みと、事後チェックにより、更に有効なユニバーサルデザインを進めるスパイラルアップの展開を検討すべきでは。
- 今後検討したい。
- 心のバリアフリー計画により、地域や商店街と連携をとり、積極的にアドバイスや情報提供を行い、地域活性化につなげては。
- 区からも情報提供する等、商店街の取組を支援したい。